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仕事を終えてから、豊洲で『ウィキッド 永遠の約束』を観る。
ブリキマンや案山子やらが出てきてボームのオズとの関連性が出て来たので、なるほど最後にグリンダにエルファバが魔術書を与えるのは役に立ったらしいと考える。ちゃんと勉強もしているのだから立派な良い魔女になれるのだろう。
映像としては、グリンダがグルグル館内を踊りまくるところが、いつの間にか鏡の中となり、鏡の外となり、また鏡の中となり、というのは実に秀逸で感心した。それと、エルファバとフィエロのラブシーンが、ライオンキングⅡみたいに実際に裸になるわけでもなんでもない(というかライオンキングの場合、裸だけど)のに、やたらとセクシーで光と角度の使い方でこうも変えられるのかと映像のマジックには驚いた。
(ボームに準拠しているから当然かも知れないが)死ぬ奴は見事なまでに死んでも良いような嫌なやつとして描かれているのには感心した。要はオズの魔法使いその人はセンチメンタルマンだしワンダフルだし、追放で十分だ。
そういえば、エルファバがグリンダをガリンダと呼ぶのは乱闘シーンだけだったのか、一貫していたのかは思い出せない(乱闘シーンでは字幕としてもガリンダ呼ばわりしている)。もし乱闘シーンだけガリンダと呼んでいるのであれば、あんた全然変わってないじゃないと侮蔑しているわけだろう。同じく、グリンダが杖を投げ捨てるのが乱闘シーンと演説のところというのもうまい。シーンとして挿入される子供のころの杖があれば魔法が使えると子供心に考えた一種の傷心が効いている。
前編と同じ歌が内容だけは変わった後となっているのもおもしろい。
実にうまい映画で楽しめた。
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