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東劇でメトライブビューイングのトリスタンとイゾルデ。
最初暗闇のテーブルに向かい合うトリスタンとイゾルデで始まる。暗いままなのでセガンの入場がわからず、拍手されないまま前奏曲が始まる。これは良い!
リーゼダヴィッドセンは別格(それ以外の歌手も良いのだが、割りを食っているのは二重唱が必要なスパイアーズ)。2幕がすごい。演出は最後イゾルデが出産し、その赤ん坊をマルケ王が慈しむという解釈。それによって、愛の死が再生につづく。なかなか悪くない読みだった。
ただ、この楽劇は物語が最低で、延々4時間近くやっているのに、1幕は殺してやる殺してやる、2幕はトリスタン! イゾルデ!、3幕は船はまだか、だけなので退屈は退屈ではある。というわけで、演出家が前奏曲がすべてと言うのもわかる。前奏曲だけ聴いていれば十分ではある(が、別格な歌手が歌う愛の死は別格なのだ)。
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