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日々の破片

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2015-01-02

_ Ruby-2.2.0 (x86) パッケージ

ActiveScriptRubyの2.2対応(というよりも、Rubyのグリーンスレッド時代の対応やIE用のセキュリティ処理などの削除、64ビットWindowsへの対応、Win32OLEの機能利用などを行ったバージョン)がとりあえず動作するようになったので、Ruby-2.2.0 (x86版)をリリースします。

ダウンロード

x64版も追ってリリースします。

RScript22(ActiveScriptRuby-2.2)では、多くの修正が行われています。

・現時点での機能ダウン

-IActiveScriptErrorの未サポート(Rubyの例外で実行が中止されます)

-ISupportErrorInfoの未サポート(Rubyの例外で実行が中止されます)

・修正点

-独自のシングルスレッドアパートメントへRubyを閉じ込めるのを中止(RubyがWin32ネイティブスレッドを使うようになっているため、意味を失っている)

-IObjectSafetyやIServiceProvidorを利用したIEとのセキュリティ昇格/降格への対応を完全に排除(IEへの組み込み自身を不可能とした)。HTAを使ってください。

-独自のWIN32OLEEX(< WIN32OLE)の削除。上記のセキュリティネゴシエーションを排除したため不要となった

-Rubyizeの独自実装をWin32OLEのコールバック用オブジェクトを利用するように修正(ちょっと無理くり)

-Win32OLEが新しいRubyの型付きDATAを利用するようになったので、オブジェクトの確保方法をData_Make_Structからrb_obj_allocへ変更。

-一部機能のスクリプト化(vendor_ruby/2.2.0/activescript.rbへ外出し)

などです。

例によって、winpathやsudorubyなどのおまけや、DXRubyの同梱は行っています。

_ Ruby-2.2.0への対応

・DLの削除へ対応

require 'dl/*' をrequire 'fiddle/*'へ修正

DLをFiddleへ置換

例)winpath.rb

・rbconfigからConfigの削除

ConfigをRbConfigへ置換

例)setup.rb

大体、この程度。


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