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日々の破片

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2021-07-09

_ オッドタクシー

妻がアマゾンプライムで観てやたらと気に入ったらしく強くお勧めしてくるので観た(妻的には3周目らしい)。

すごくおもしろい。

公園に海豹か海象みたいなタクシー運転手が停まってネコとからむOPの猫がかわいいなと見ていると音楽がショワーンとなってタイトルが出てくる。この音楽の作り方はすごく好きだ。

というわけでまじめに観始めて1日に3回分くらい観ながらシーズン1を全編観た。というかシーズン2はあるのかなぁ。

物語は実に巧妙に仕込まれたハードボイルドミステリーで、主人公のタクシー運転手が乗せる客それぞれが持つ犯罪に巻き込まれていく。

後ろ姿から白くて長い首が特徴のカポエラ遣いだと一目でわかる写真に、運転手以外が気づかないといったシーンがあって妙に気になったが、そういった気になる点もすべてうまくおちがつく。

途中からヤマアラシのギャングがすべての台詞をラップするのだが、それもうまい。

音楽も絵も話も人物造形もすべてが完璧な作品ではなかろうか。

次々出てくる登場人物、見事に絡み合って最高にクール、スタイリッシュなフィルムノワール、山嵐のアンちゃんのセリフ回しもいかしてて、いつしか口調もリトミック、巻き込まれ型のクライムストーリー、冴えないおっさんのハードボイルド、売れない芸人つつもたせ、地下アイドルに悪徳警官、どこで誰が出会うか消えるか何が起きるか大都会、スマホに動画にGPS、小道具使ったカーチェイス、空に向かって飛ぶタクシー、笑いもあれば泣きもある、これはいかしたラブストーリー、落ちもつけばカタもつく、だけど続くよ人生は。

みたいな。

オッドタクシー(花江夏樹)

妻は、物語られない最後、主人公のタクシー運転手が殺されるのではないかと心配していたが、さてどうだろうか。そもそも乗せたのは1人なのか2人なのか別々なのか、ドブはドラレコから誰を見たのか、そこは語られない(が、1人についてはわかっているわけだ)。

押し入れの中から本物が出て来て主人公が安心するところも好きだが、色がうまい。


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