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日々の破片

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2019-12-30

_ スカイウォーカーの夜明け

バルト9でスカイウォーカーの夜明けを観る。

3部作が全体で3部作を構成するという試みの最終話になるのだが、3というのはおもしろい。

普通に考えて、3で構成している以上は、ヘーゲルの正-反-合で解釈すべきものだ。

確かに最初の4~6を反と置けば、こちらがジェダイ側の勝利で終わるのだから、1~3の正はシスの勝利で終わったのは当然だ。

それぞれの内側もまた正-反-合なのだから、4でジェダイが頑張り5でシスが逆襲し6でシスがジェダイに回帰するように、1~3や7~9が構成されるのも必然だろう。

とすれば全体の合でありかつ7~9においても合となる今回は、映画文脈上、正義側の勝利で終わると決まっている以上、本来シスであるべきものがジェダイへ止揚される話になるのも必然なのだろう。

それはそれとして、最後の最後、巨大な旗艦に対して有象無象がごちゃごちゃやって来たのが映るやいなやパーパーパパパパーパーと流れるのは、巨大なマイクロソフトに対して有象無象のOSS開発者が束になって戦いを挑むという1997年を思い出させて実に不思議な感覚に襲われた(まあ、無駄に高揚感も持つわけだけど)。

今や、巨大な旗艦というものは存在せず、ビッグ5(AFGMA)はクラウドという有象無象サーバーの組み合わせになっているのだから、こういうったわかりやすい構図は取れない。

それにしても、カイロ・レイの役者は不思議な顔つき(美男じゃないよな、とはいえ不細工でもない)で立ち居振る舞いが良い。一緒に観た子供が、ちょっとスネイプ先生顔だといったが、なるほど役柄はおいておいても顔つきはスネイプ先生みたいだ(中心が堆いというか)。

新訳 ドイツ・イデオロギー (マルクス主義原典ライブラリー)(マルクス)

ドイツ・イデオロギーってこんなことになっているのか(内容紹介がすさまじい)。読み直すべきかなぁ。


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