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日々の破片

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2004-02-28

_ しかしつくづくくだらねぇ本だな

Enterprise Architecture Using the Zachman Framework (MIS)(Carol O'Rourke/Neal Fishman/Warren Selkow)

いや、「コンセプト」の本だってのは買った時からわかってたし、納得して買ったわけだが、それにしてもOffice2000が3000万行から構成されていて200,000の知られているバグを持つとかっていうようなヨタばっかりだからなぁ。拾い読みしてたときはおもしろかったがマジメに読むとこれは苦痛だ。

システム開発の章。

ミケランジェロは芸術家であると同時に科学者である。彼は大理石とはどのようなものか熟知しており、どの角度からノミを入れるとどのような結果が生み出されるかを理解している。だから偉大な作品を作れる。

同様にプログラマは芸術家であり科学者である。言語の文法を熟知しており弱点を知りぬき、適切なメモリー量を確保し……。どうしてこうなるんだ?

少なくてもプログラムを知っている人間が読む本じゃない。

ベツレヘムスティールで働いているDB2のオペレータは、開発者が3週間かけて苦労しながら開発しているプログラム内のクェリーに興味を持った。そして、「ちょっとやらせてみな」と声をかけた1時間10分後に、元のプログラムを遥かに凌駕する速度をたたき出すように改良してしまった。熟練した技術者は、スキルが乏しい連中よりも高品質、短期間でものを作り出せる。

だからどうした? というか、ベツレヘムスティールという固有名詞はなんのためのものなのか。

ただ、そこがザックマンフレームワークなんだろうが、ここぞとなると、5W1Hで解説が始まるんだが、クソミソ一緒というか、

例:プログラミング言語(how)

・Avoid using names that are later used in a different context.

ふむ、そりゃそうだ。

・Avoid overly nested logic

ふむ、

・When using Hungarian notaion, do not change the variable type.

そりゃそうだが、どうしてここでこんなに細かい話が出てくる?

これは誰のために書いてるんだ?

であらためて章題を見ればHOW TO SPACKLE - THE ART OF PROGRAMMING

なんだが(spackleってのが持ってる辞書に出てないのはいいとして)、QUESTIONS TO COMTEMPLATEは、

1.How does the subcontractor's job resemble a work of art ?

2.How are patterns used in software?

3.What can help bridge the gap between planners, owners, designers, builders, and subcontractors?

subcontractorってのは文字通りの意味なのか。で、subじゃないcontractorに、心構えを与えてるってことだな。というわけで、この本がEAを導入し推進するユーザー企業側の人間のためのものであることが良くわかる。あとはコンサルか。ようするに、気持ちよく仕事をさせるためにいろいろ理解してあげよう、ということで、コビーとかが出てくるのと同じような目的であるな。

というわけで、subcontractorであるおいらはこのへんは読み飛ばしてWHAT ASSET - DATABASES IN BUSINESSへ進むのであった。

QUESTIONS TO COMTEMPLATE

1.How are databases an asset to the enterprise?

2.How are data integrity, data quality, and data identification associated with the subcontractor's development techniques?

3.How is the amount of online data related to corporate memory?

データグリーンハウスアプローチ重要。

データセントリックアプローチは危険だとなっているな。

Subcontractors should focus on process first and data second. If the data is determined to be bad, then no matter how good a database design is, the value of the data diminishes and ultimately becomes useless.

ここで言っているプロセスってのは、ビジネスプロセスのことのようだ。当たり前か。結局、データが持つ不変性をどう捉えるかで分かれるんだろう。ここではデータセントリックなら過去現在未来のプロセスから独立したデータ構造をもたらす、とした上で

However, data centricity cannot take into account the changing nature of data and database structures over time, or the impact that data has on the supporting business applications and users.

まあ、データソースの増減を許容可能なプロセスのデザインが重要というのは正しいだろう。

とは言うものの、プログラミングの章で感じたような無茶苦茶さをデータベースピープルはこの章で感じるのだろうな。

疲れたので、ここまで。

しかし、やっぱりこの本はいいな。細部を抜き出すと実にくだらないが、コンセプト本としてはすごく調べて書いているのは間違いない。結局、ビジネス書なわけだが、非常にクォリティは高い(その分、夾雑物も多いわけだからそっちで見るとゴミのような本とも言えるわけだが)。

_ はてなのアンテナ

JSTの+9を足してないか?

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ 通りすがり (2004-02-28 23:51)

まったく、脈絡がないんですが、artonさんならこういうのも興味あるかもしれないと思い、ちょっと古いけどコピペ。<br><br>http://chubu.yomiuri.co.jp/ban2003/abp031121_1.html

_ arton (2004-02-29 00:30)

ほえー、まだ作品を作ってたんですね。雀みたいなもんかも。


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