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日々の破片

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2016-09-25

_ たのしいムーミン一家

かれこれ10年以上前に子供からおもしろいから読めと言われて渡されたまま放置していた『たのしいムーミン一家』を読んだ。あっという間だった。TwitterのTL見ると12:17頃に読み始めて14:16には読了しているから2時間くらいか(途中昼飯食っているはずだから映画1本90分という感じかな)。

冒頭でいきなりスナフキンがムーミントロールと一緒に冬眠に入るところで驚いた。ムムリク族はもう少し人間なのかと思っていた(人間世界も旅しているから公園のエピソードとかあるわけだろうからもっと人間に近いと思い込んでいたのだ、海のトリトンが卵に驚くところみたいだな)。

で春が来て目が覚めて読み始めたが、噂には聞いていた通りに非常にシニカルなところがあり、妙なニヒリズムありで、実に楽しい。お互いに毒づきながら楽しく愉快に暮らしているところが、心地よいのだな。

最後の大団円の頓智や、その前のどれだけ恐ろしいことが起きるのかと思うと、とっても紳士な態度をとるところとかも良い感じだ。そのあたりでうまさにしびれたのは、ジャコウネズミの願いを真に叶えてしまうところだ。というか、スノークのお嬢さんが驚くほど俗っぽいところと、ムーミンママが世界をルールしているところとか、ヘムリンさんが子供と同じ立ち位置にいるところとか、読まなきゃ知らないまま終わっていただろうところがいちいちおもしろい。全世界の切手を集め終わると、収集家ではなくコレクションの持ち主に進化してしまって少しもおもしろくないというのは良い感覚だなと思った(部屋の中で1番賢くなるなってやつに1脈通じるものがある)。

堪能しまくりの約2時間だった。

たのしいムーミン一家 (新装版) (講談社青い鳥文庫)(トーベ・ヤンソン/山室 静)

(読んだのは元の版のほう。気ちがいみたいにという形容が出て来てちょっとどきどきした(くらいにPCに訓致されている)が、新装版では修正されているのじゃないかな)

解説にフィンランドの主となる民族はアジア系(トーベヤンソンはそれに対してスェーデン系ということはアーリア民族ってことだろうが)だとあるけど本当なのかな?


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