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日々の破片

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2013-12-23

_ ゼロ・グラビティ観た

久々のモラージュ菖蒲でゼロ・グラビティ。行きは道がすいていて1時間ちょっとで着いた。でも帰りは首都高に入るところが混みまくっていて2時間以上かかった。

当然のように観るまでは自分のタイムライン上に流れる情報を眺めていたので、邦題についての苦情とかも知っているが、まあ、これはこれでおかしかないなと思った。

最初のところでは、本当に地球が綺麗で(ここが一番の見どころではないかと後々になって思ったりもする。iMAXの美しい映像で視界いっぱいに地球がそこにある、宇宙に行くというのはこういうことなのだな。まさに映画だ)、それから後も、椅子に腰かけていないほとんどの時間はぷかぷか浮いたり回ったりしているのだから、まあいいじゃん。

Defying Gravity (DMD Maxi)(Idina Menzel)

(おれの頭の中ではグラヴィティと聞くと、イディナメンゼルの重力に逆らう歌がすぐに思い浮かぶのだが、この人、次のアルバムはアイ・スタンドでなかなかに意味深だな)

I Stand (Standard Release)(Idina Menzel)

おれは、喪失することによる絶望とそこからの再生の物語に最も感銘を受けることが多い。

だから今に至るもフィールドオブドリームスで、ムーンバット先生が少年時代を取り返して本来自分が最もなりたかったはずの野球選手としてフィールドにいる。しかし主人公の娘が怪我をしたのを見てあわててフィールドから出ようとして、そこで自分が本当にやりたかったはずの野球を再び喪失してしまうことにすごく逡巡する。しかしもうひとつの自分、フィールドに立ち続けなかった自分を選択し、決然とフィールドから踏み出して元のムーンバット先生として娘を診察する、そのシーンを時々思い出しては感動を新たにすることがある。

そういった心の動きをゼログラビティでは、ソユーズ2号の狭い船室に腰かけただけの状態で、泣いたり喚いたりせずに(おれはわかりやすい大仰な役者の演技を観させられるのは大嫌いなのだった)見事に表現していて不覚にもうるうるしてしまうわけだ。

それにしても、ラテン文字、キリル文字、漢字の3つの文化圏だけが宇宙に人間を送り込んでいるのだなぁと、何度目かのパニックシーンの中ではおそらく相当にユーモラスなはず(物語が回収に入っているから燃料切れのような強力なパニックを必要としない、というかこのあたりを踏まえて宇宙ステーション巡りをアメリカ、ロシア、中国の順番にしたのだろう)の神舟のシーンを見ていろいろ考える。主言語で宇宙船の操作盤を作れる国というのは良いものだな。

なんで魚じゃなくて蛙なんだろう(なんとなくわかるけど)。


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