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日々の破片

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2005-10-21

_ PAC

presentaion - abstraction - controllerパターンの略。

三つ組みの入れ子がおもしろい。

それはそれとして、MVC,PD,PACといろいろあるから、モデル次第というところに落ち着けるのが良さそうかな。

_ 他人事じゃないかも

マンガ家の描写盗用問題についての私見を読んで考える。

プログラムは実用品だが、作っていてすごく楽しいぞ(楽しくないものあるけど)。それを作って楽しめるし、気分が反映できるし、表現に凝ることもいくらでもできる(ソフトウェアの構造という表現であったり、構文的な表現であったり、見た目の話ではない)。属人性万歳。という話ではなく、ということを鑑みれば、しかも場合によっては内なる衝動に突き動かされて作ってしまうこともままあるわけだし、というようなことに基づいて、このエピソードを眺めると、なんかいろいろ思うところがある。

普通はソースコードを眺めないわけだから発覚しないわけだが、トレースに相当するのってデッドコピーで、公開された作品のデッドコピーというのは難しい(アセンブリモジュールでデッドコピーとかバイトコードのデッドコピーとか)し、ソースは愛でることができるけど、それほどアセンブリコードやバイトコードを愛でるという話は聞かない。けれど、やはりそういうのはあるんじゃなかろうか、で、そういうのと、誰でも使えるソース(バイナリじゃなくてあくまでもソース。ここではスポーツのフリー写真素材トレース自由みたいなやつ)というのになんとなく同じようなものを感じたのかな。でも、考えてみたら僕はコピペしないから、そのへんの感覚っていまいちわからないような気もしてきたな。とは言えテンプレートとしてのソースは使うからこの感覚は妙かも(コピペという言葉で表されるものと異なるのは何でだろうか? きっと外枠だけで内側ではないからだろう)。

とりとめないまま終わり。

(ここにインターバルがある)

つまり、誰でも既成作家の模写からマンガの勉強を始めるわけですからね。そして模写を積み重ねることで、表現技術が「共有」されてきたという歴史がまず、ある。

あ、この「共有」で確信を持ったんだ(その前の素材集のところで何かを感じた)。で、他人事じゃないなというのは、明日は我が身の意味ではなくて、同じ問題を共有しているのであろうと想像できる、というようなことなのだった。

パロディであればそこには創作が含まれるから、というような次元ではなく、それがトレースかどうかも無関係に素材としての共有という視点から見るということだ。すると後は道義ということになるんだろうか? たとえばWebアプリケーションフレームワークの30%が、ワープロからのソースレベルのデッドコピーだった場合、それは確かにソースコードは盗用しているわけだけど機能がまったく異なるわけでそれが本当にまずいのか、まずいとしたら、一体何がまずいのか(道義は抜き。技術の話は技術のレイヤーで)?

と、やはりとりとめないまま寝る。

追記:さすが、essaさんだ。なるほど、確かに無駄に使われるか、さらに大きく広がるかのバクチとして考えることができる。あるジャンルの中がさらに細分化されている時、そのジャンル内では単なる(申し開きようのない)コピーであったとしても、細分化された場所では、それは新たに蒔かれた(飛び火した、移出された)世界の萌芽かも知れない(元々異なったジャンルからの持ち込みについてはそれほどは問題視されていないと思う)。竹熊氏の書かれたものを読んで、最初の印象と異なる感触を持つということも、そういったことのひとつだ。

_ Web2.0の最高な点

The best thing about Web 2.0

バカが往くから。

Web2.0の良い点は、みんながそいつについて語りたくってしょうがないのに、誰ひとりとして、そいつが実際には何者なのかってことをまったくわかってないってことだ。それどころか、何じゃないかってことすら知らないときたもんだ(意訳)。

部屋の中で一番ではないに似ていなくもない。

#permalinkも良い。

行き過ぎると禅だ。というか、最後は禅なのか? 喝!

_ 北欧

雪と氷と白夜のスカンディナヴィア、フィヨルドに囲まれた暮らしも悪くない

と、良くもまあ歯が浮いてこぼれそうなくらいの紋切り型を並べ立てたものだと感心するような歌は歌として(さて誰の歌だ?)、どうして、北欧はOOPなんだろう?

と、大島さんのOOPSLAのレポートを読んでいてあらためて奇異の感に打たれる。ストラウストラップとかDHHとかの有名人だけでなく、以前、仕事の関係でトランザクションモニターのJavaインターフェイスとかをデンマークの連中が開発しているのを見たのだが、その他にも、いろんな実験をしていて、なんでコペンハーゲン、アンデルセンの国から来た女性に涙は似合わない(誰のセリフだという前に誤用のような)でこんなことやってるんだろうか、と不思議に思ったことを思い出した。

実際に旅行した連中(と言っても1人だけど)に聞いた話では、所得が低いのに物価が高いからみんな家に閉じこもっているという(どう考えても単なる偏見のようだが)ような、木と湖の国らしいし。

なんか不思議がっているうちに、五重の塔と花魁道中と生魚の国の連中がどうしてRubyなんだ、とわけのわからない偏見で語られるようなものだと気づいたのでやめた。

でも、歴史的な経緯(なんかすごく重要な研究者がいたとか、伝統的にある種の学問が発達しているからとか)なんかはあるはずで、積極的に調べる気にはならないが(その気があればデンマークを見たときにやってるわけだし)、でも気にはなる。

#追記:つい変なところにひっかかったがレポート自体がすごくおもしろい。mputさんのもそうだったが、内容を咀嚼して総論を伝えることができるうえにおもしろいエピソード(ある意味所詮ディテールでネタに過ぎないわけだからマスコミ的な記事からは大抵の場合失われてしまうのだが、感覚的にはディテールの積み重ねが場の雰囲気や論調を示すからすごく重要なのだ、とつくづく思い知らされる)を逃さずに伝えることができるからすごいな。

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