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日々の破片

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2005-02-09

_ ちょっとスクイーク、ちょっとイートイズ

子どもの思考力を高める「スクイーク」 理数力をみるみるあげる魔法の授業(BJ・アレン=コン/キム・ローズ/大島 芳樹/高田 秀志/喜多 千草/片岡 裕子/アラン・ケイ)

さて、届いたのでまずは監訳者のことばを読む。あ、まさにLOGO→スモールトーク→イートイズだったのか。と書いて気付いたがなんでLOGOはロゴじゃなくてスモールトークはSmalltalkじゃないんだろう。読み物だからかな?

で、次はアランケイの後書きだ。

うーん、読み始めてから幾らか引っ掛かる点がないわけじゃない。気候変動よりもサーベルタイガーに興味を惹かれることを「思考力の弱さや欠点」とみなすのはどうなんだろう? なんとなくカチンと来るのは、オレが物語が好きだからだ。そりゃ大きな物語が生き残っていた時代に育ったわけだし、物語は常に横にいたわけだが。とは言え

人はなぜエセ科学に騙されるのか〈上〉 (新潮文庫)(カール セーガン/Carl Sagan/青木 薫)

同じような主張でも、これが『星間空間を漂う冷たくて希薄なガスの中に、生命の構成要素である分子が存在すること』と『ノストラダムスの予言』の対比だと違和感は無いんだけどね。

でも、名前をつけるな、というのはいろいろ感じるところがあった。確かに名前をつけるということは知ったつもりの思考停止の最初の1歩であるな。偶然だがセーガンからの引用がまさにそうだ。名前がつかないもの(存在すること)と名前がついたもの(ノストラダムスの予言)か。

でも確かにそうなんだ。

その一方で名前で思考停止とか聞くと、反射的に「税金」とか「年金」とか「著作権」とか「知的所有権」とかいろいろな名前が浮かんでくるところが物語の始まりでもあったりして。名前があると確かにそこに不動ものとして存在するように見えてしまうもんだからな。古くは「王権」とか「神」とかだ。とどうしても人間が作った制度というか物語に興味が向くのが思考力の弱さというものかな。

スクイークであそぼう【CD-ROM付】(Thoru Yamamoto/阿部 和広)

で、久しぶりにイートイズを動かしてみた(とは言え、『子供の思考力を高めるスクイーク』とは無関係にカマンベールのほうを見ながらだが)。ハロの出し方がわからなくてうにゃうにゃやっていたら子供は覚えていたりしてちょっと驚いたり。でもそれはそれとして以前教わったことは覚えていたから最初に部品の位置を調整して保存したりはしたけど。で、Mac版だと、アプリケーションとしてインストール(と言ってもフォルダを配置するだけだが)すると、保存時にディレクトリが配置ディレクトリしか選べなくてエラーになるが、まず書類フォルダを見て欲しいなと思ったり。

追記:

今気付いたが、気候変動とサーベルタイガーはつながりがあるな。もしかすると気候変動を扱った映画かドラマがあってケイはわくわくしながら見始めたら、なんのことはなくそのせいで右往左往して生き延びようとして頑張るサーベルタイガーの親子の物語かなにかでがっかり/うんざりしたのかも。と、常に物語をこしらえるわけだが、それがないとイマイチつまらんなとやはり思うのであった。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]
_ sumim (2005-02-09 15:34)

お邪魔します。前のエントリーでは当初、LOGO -> Smalltalk の流れにツッコミを入れさせていただくつもりだったのがすっかり忘れてしまっていたのを、今回のエントリーを拝見して思い出しました(^_^;)。<br><br>Squeak システムにもあって、ごく初期('73ごろ)の Smalltalk システムから脈々と受け継がれている Pen クラスのインスタンスは、もろ LOGO のタートルです。もし興味があれば、Squeak システム内(文字を入力できるところならどこでも)で、Pen new dragon: 10 などとタイプ後 do it (cmd + D) してみたり、あるいは、同クラスの geometric designs プロトコルにあるメソッド群をぜひお試しください(“Pen”とタイプしたのち選択して browse it (cmd + B) →開いたシステムブラウザで geometric designs を選択…で閲覧できます)。<br><br>あと、あまり詳しくはないのですが LOGO はその派生物に複数のタートルを同時制御する StarLogo というのがあって、これの Smalltalk 版が StarSqueak として Squeak システムに入っています。また、大島さんの「毛玉」は、この StarSqueak の Squeak eToys 版です。チュートリアルは Thoru さんの http://www.languagegame.org:8080/zoo/172 が詳しいと思います。「毛玉」自体は、こちらから入手できます。http://www.is.titech.ac.jp/~ohshima/squeak/kedama/

_ arton (2005-02-09 22:47)

sumimさん、いつもいろいろな情報ありがとうございます。<br>順に試してみます。

_ Classiclll (2005-02-11 12:47)

はじめまして、LOGOで反応しました。<br>いまどき、ハイパーカードをいじっています。<br>先月、KAME(LOGOのいんちきサブセット)を公開しました。<br>ハイパーカードが動くネイティブな環境は失われましたので、<br>トライするにも壁が高くなっていますが、ご参考まで。<br>フラクタル図形のデザインが簡単に出来ます。<br>http://www.geocities.jp/classiclll/

_ arton (2005-02-12 17:47)

ハイパーカードも面白いですね。さすがにそこまで手を伸ばす気はないのですが、読ませていただきます。

_ Classiclll (2005-02-12 19:50)

ありがとうございます。<br>Webでの反応がいまいちつかみきれないので、具体的な読者が一人でも見えると励みになります。<br>KAMEもWebもまだ発展途上ですが、よろしくお願いします。


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