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The Backyard - Web3Tier Diff

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Webと業務システムを結合した場合に、3つの階層構造にすると具合が良いという考え。

別段、3層の必要もないので、現在は4層くらいに分けることが多い。

逆に言うと、元々2層(単なるクライアント−サーバーシステム。この場合、サーバーがデータベースサーバーだったりする)のアプリケーションをWebを介してどう融合させて配備するかという分散戦略と、クライアント管理をごちゃ混ぜにしていた頃の代表的な考え方。

この素朴な分散戦略と分散オブジェクトを絡ませると、大体4層以上になる。

実際には、TPシステムを利用している場合、多くの場合はサーバー側にもアプリケーションが配備されるため、単なるクライアント−サーバーシステムであってもすでに3層(クライアント、サーバーアプリケーション、サーバーデータベース)にはなっていたのである。

だが、Web3層という呼び方をする側は、サーバーアプリケーションの存在を無視(あるいは無知)していたのかも知れない。

マイクロソフト流の技術だけしか目にしていないと、Win16時代のクライアント−サーバーは、VBアプリケーションからODBC、DAO、RDO、ADOあたりを介して直接データベースと会話する、実際に2層構成のクライアント−サーバーシステムになってしまうのかも知れない。ダウンサイジングという言葉をストレートに解釈すれば、ホスト側の処理をクライアントへ移動させることを意味するから、それはそれで間違いとは言えないのであるが。

だが、たとえばvt200―ホストサーバー―データであるとか、3270―ホスト―データのデータといったダム端末の端末で実行していたホスト処理の端末をPCに変更し、インテリジェントなアプリケーションに置換したという意味でのクライアント―サーバーシステム(サーバーアプリケーションを介在させる)というのが、その間、不在だったわけではないし、それはそれで正しい姿を保っていたとも言えるのではなかろうか。

むしろ、そのタイプのアプリケーションの流儀が後にWebサーバー上のアプリケーションの脆弱性に結びついていくように感じられるが、確証があるわけではない。